2015年2月1日日曜日

[読書]スティーブ・ジョブズ全仕事


年末に購入してあまり読み進んでいなかった『図解 スティーブ・ジョブズ全仕事』を読み終えた。

表紙の説明にも「「図」で直感的に理解する」とあるように図が多い。
本の構成としては、72のエピソードがそれぞれ1つの図で纏められている。
1つのエピソードの文章も2,3ページ分くらいとボリュームは大きくない。
図というとグラフやチャートのイメージが強いので、あれは絵・イラストだな。


読みながらハイライトしていた文章をピックアップしてコメント。
見出しやコメントは必ずしも本の文脈とは関係ないかもしれない。

イノベーション

根拠のある悲観より、誤差はあっても「できる」と楽観するほうがいい。誰もやったことのない挑戦に、正確な見積もりができるはずもない。まずは1歩を踏み出すことが大切だ。
必要なのは、できない言いわけではなく、どうすればできるかを考え、実行することだ。「できない」という思い込みを打ち砕いて発想を変えさせるのが、ジョブズの「ノー」だった。
イノベーションを起こすには必要なんだろうけれど、これはけっこうしんどい。
多分私は一緒には働けないし、イノベーションを起こす人間ではないだろうと認識。
勝手な独断と偏見だけれど、私の周りのエンジニアには根拠のある悲観タイプが多い気がする。
あまり悲観的にならずに、どうすればできるかを考え抜くようにする。

イシュー

不要なことをすべてやめ、真にやるべきことに集中することが不可欠だった。
これは同意。イシューからはじめよってことだと思う。
部下がやるべきでないことをやっていないかも管理していかなければ。

人材

「もっと」はできない言いわけにすぎず、否定したほうがいい。与えられた条件の中で死力を尽くすほうが、成功に早く近づける。
「つまらない仕事」に追われるばかりで勉強する時間がないと嘆く人がよくいる。だが、それでは前に進めない。あらゆる仕事を通して知識や知恵を磨こうと考えることだ。
最近採用面接をするようになって感じるがこういう方々が多い。
「今の仕事ではスキルアップはできない」とか、
「時間があれば勉強したいんですけどね」とかとか。
その解決策が転職というのならそれはそれで良いんだけれど、
他の方法を考えなかったのか、なぜ転職という選択肢を選んだのか、
そういった思考のプロセスをしっかりと説明してほしい。
それをしないで短絡的に逃げを選ぶ人はあまり好きにはなれない。
時間がたっぷりあればいい仕事ができるわけではない。成果は時間と比例しない。成果は必死さと比例するのだ。ピンチの中で必死になるほうが、ゆとりの中で必勝を期すよりもいい。
重要なのは時間じゃない。言い訳しないで死物狂いで頑張ったという結果を面接では聞きたい。
「技術は年をとっても身に付けられるけど、若い頃に身についた働き方は変えられない」
って最近どこかで聞いたけど、本当にその通りだと思う。そこら辺を見極めたい。


要するにkindleのハイライト機能は便利で捗るってことだ。