2015年1月5日月曜日

【読書】ソニーをダメにした「普通」という病

ソニーをダメにした「普通」という病』読了。Kindleで95円と安かったからと大したことない動機で購入して読んだのだけれど、思っていた以上に面白くサクサクと読むことができた。

人は、モチベートするものである。放っておいても仕事を通じた社会貢献を自律的に楽しめるようにするのが、リーダーたる者の使命なのだ。社員が最高に仕事を楽しんでいる状況こそが、企業に経済的な最大の成功をもたらすものである。
リーダーはコントロールするんじゃなくて、モチベートする。仕事を楽しめるように動機付けてやれば、あとは社員が勝手に自律的に仕事を楽しみ成功をもたらす。なんとも理想的な状況だが、社会貢献、スキルアップ、人、金など仕事のモチベーションは人それぞれなのでモチベートするのは難しい。。けれど、それが使命!

仮にも人の上に立つ者としての管理職に、より良い「考える」環境を持たせることの重要性に思考が及ばない。管理職にも、考えに考え、練りに練った管理職としてのメッセージを職場に発し、部下をモチベートする役割が課せられているのだ。
これは、管理職に部屋を持たせるべきか、部下たちと机を並べるべきかという選択での著者の考えで、前者であるという意見。後者のほうが部下とコミュニケーションもしやすく良かったこともあったなと私自身も思ったりするのだけれど、それは「考える環境」を持った上での話とのこと。なるほど、確かに私の仕事は考えることなのだろうと思ったし、コードを書くという慣れていて楽な方に逃げていたのかもしれないとも感じた。部屋があっても考える時間をとれてないなんてのはダメ過ぎる。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。考えろ。考えろ。考えろ。管理職の役割は考えることと、それを発信しメンバーをモチベートすること。

普通という病とはあんまり関係ない箇所なんだけれど、リーダーとしてやらなければいけないことを忘れてはいけないのでメモ。