2014年3月29日土曜日

【読書】頭が冴える禅的思考

あのスティーブ・ジョブズの生き方にも影響を与えたという禅にふれるため、枡野 俊明 (著)『頭が冴える禅的思考 (ソフトバンク文庫)』を読んでみた。

本の感想としては、50のお題に答える形式で、1つ1つは非常に読み易く、言ってることも分かる。分かるのだけれど、全体を通してみて禅ってなんなのだろう?という疑問が残る。まぁ、それはそれとして、別の本などを読み禅を理解していければいいか。

さておき、気になった言葉、覚えておきたい言葉をいくつかピックアップしておく。

もしいま、仕事をやらされていると感じているなら、あなはた真正面から仕事と向き合っていないはずです。
たまに、仕事をやらされていると思ってしまうこともあるので、この言葉を忘れないようにする。自分が主体となって仕事に取り組めば、仕事は楽しくなる。すべては自分次第と言ったところか。また、自分のメンバーに対しても、仕事をやらせるのではなく、主体的に取り組めるようにしたいものだ。

仕事がうまくいかないのは、足りないものがあるのではなくて、不要なものが邪魔をしているからだと考えてみてください。
これは、『あなたの1日を3時間増やす「超整理術」』にも通ずるところがある。要らないもの捨ててしまうことで、本当に必要なものに集中できるということ。

まずは相手の主張を受け入れてしまう。すぐに言い返したり拒否したりするのではなく、まず相手の考えを認めること。
これは意見や考え方の違いがあったときの姿勢について。禅の言葉では「如是」というらしい。仕事をしていて意見がぶつかることはよくあるが、だいたいその場合もどちらかの方法が採用される。そうではなく、互いの良い部分を抽出して、第3の案を出していく。まずは、一度相手を肯定する。如是の心を忘れない。

人を羨んだり妬んだりしても、結局は何も生まれません。
ときどきやってしまうので、禅的思考でいく。何も生まれないけど、時間は無駄に過ぎていく。それなら、今できることをやる。要するにそういうこと。


気になる部分をピックアップするため、また流し読みしたらなんとなく禅ってものも見えてきたような。気のせいかな。