2020年5月4日月曜日

バカとマスクとランニング

皇居ランナーはマスクを着けてと呼びかけがあったので、実際にマスク着用してランニングしてみて得た知見をメモしておく。

ランニングは不要不急の外出なのか?

「散歩やジョギングも許される」とも語った。
施設・イベント制限、知事が要請 「都市封鎖」はできず―緊急事態宣言・新型コロナ
お一人での散歩やジョギングなど、人との距離が離れた屋外での活動は、問題ありません。運動不足にならないように注意して下さい。
全地域の皆さまへ 緊急事態宣言で変わること・変わらないこと(4/16更新版)
緊急事態宣言が出されたときには、こうした情報をみて私としては、ランニングは自身の健康のために行っても良いと認識している。(ランニングとジョギングのペースは人によって違うが、他人からみてジョガーとランナーを見分けることもできないし、この記事内では同じものとして扱う。)マスクの着用については言及がなかったし、密集を避ける時間帯を選んで走っていたので、マスクは着用せずに皇居を走っていた。もちろん一緒に走る仲間もいるわけではないので、一人である。ペースは4:30/1km前後で走ってるので、他の人と密接して並走することもないし、抜くときは距離を空けてスピード上げて、抜かれるときはスピード落としてと距離をとるようにもしている。

密を避けているということで下げているリスクを、マスクをつけて走ることでさらにどれだけ下げられるかというと、微々たるものではないかと考えている(※)ので、これまではマスクは着用せずに走っていた。
(※)科学的裏付けもなく、個人的な主観に基づくものである。

皇居ランナーはマスク着けて!

区はマスク着用のほか、ランニング時は周りのランナーや歩行者と十分な間隔を空けること、区外から来ることの自粛などを求めている。
皇居ランナー、マスク着けて 東京・千代田区が呼びかけ
「マスクをしていないランナーがいて、感染が怖い」といった意見が相次いで寄せられたことから、
...(略)...
「マスクを着けて走ると息苦しいかもしれませんが、無理のないペースで走っていただき、健康づくりと感染拡大防止を両立してほしい」と話していました。
“皇居ランナー” マスク着用と十分な間隔を 新型コロナ対策
これらの報道をみて思ったことは、主語がデカいので、密を避けている私も含まれてるなというやるせない気持ち。リスクをゼロにするために自粛しようという人たちの力が自分のところにも来てしまったなと。

でも、みんなが大変なときなのでそういった人たちがいることも理解してるし、そういう人たちと争いたいわけでもないし、ただ走りたいだけなのでマスクを着けて走ることにした。

使い捨てマスクを着けて走ってみた

マジで死んだ。汗かいてくると、マスクが顔にへばりついて呼吸がめちゃくちゃ苦しいし、酸素が足りない感じがしてヤバい。
マスクを着用してのランニングで注意が必要なのが脱水症状だ。
マスクを着用してのランニング どんなリスクがある?
やっぱり、マスクを着けて走ることであがるリスクもあるんだよね。脱水症状になりそうとは思わなかったけれど、酸欠で思考がボーッとする感覚はあった。マスク着用との因果関係はないかもしれないが、帰り道に自転車とぶつかりそうになったりもした。普段はそんなことないのに。

そして、いつもは息切れしないようなペースで走っても、マスクをしてるとゼェハァゼェハァと息が切れてしまう。
マスクもしてないランナーがハァハァいいながら駆け抜けていく!アホランナーええ加減にせぇーよ!
たむけん マスク無しランナーから反論浴びバトル「悪ですよ」「誰かを死の危険に」
マスクしてハァハァいいながら駆け抜けてくのと、マスクしないで息も切らさずに駆け抜けてくのどっちが良いのだろうかと思ったりもするけれど、これは多分前者なんだろうな。何かを撒き散らしてる感があるのは、個人的には前者であった。マスクして息も切らさないのが良いのはわかるが、マスクしたら息は切れるのは仕方ないと感じた。じゃあ、走るなと言われるかもしれないが、双方が納得行く落とし所を見つけたいところ。

布マスクを着けて走ってみた

使い捨てマスクを走ってみた結果はとても苦しくて、マジで死んだし、使い捨てマスクの消費を早め、マスク購入の行列の密を作る一員にならないといけないのも本意ではないので、どうしたら良いものかと考えた。布のバフが良いというのも目にしたが、効果があるのか科学的な根拠は示されてないし、マスクしろと言ってる人がそれで納得してくれるかわからないし、布のバフはやめた。そこで、家を見回したら送っていただいたマスクがあることに気づいた。これだ!これなら、洗ってまた使えるので、購入の行列に並ぶリスクを早めることもない。家の隅で無駄にしてしまっていたことが恥ずかしい。

で、布マスクを着けて走ってみた結果としては、使い捨てマスクよりは苦しくなかった。
「空気を吸うことがなかなか難しいので、マスクを替えました」と、皮肉まじりに説明した。
安倍首相が不快感「アベノマスク」装着の議員質問に
こんなことを言われていることもある布マスクであるが、特に問題は感じなかった。顔にべったり張り付く感じもないし、なかなか良いのではないかと思う。息苦しくないということはマスクとしての効果が薄いのではないかと思う人もいるかもしれないが、私はマスクの効果については専門家ではないのでわからない。ランニング中に着けて息苦しいと感じたか否かというただの感想である。感覚なので個人差もあるであろう。

咳やくしゃみと同じく、ジョギングの時も周囲への配慮、ジョギングエチケットを心がけましょう
【注意喚起】外出自粛後でもジョギングする人に医学者・山中伸弥がコメント / 息でウイルスまきちらす可能性を危惧
私として大事なのは、ジョギングエチケットというものを守って、周りの人を不快にさせないことであって、マスクを使ってリスクをゼロにすることではない。なので、これからは布マスクを使ってランニングしようと思う。

まとめ

  • ランニングバカには布マスク
  • 周囲への配慮はとても大事
  • 糖質とリスクはゼロが良い