残業=仕事熱心という風潮
遅くまで仕事をしていることを仕事に対する情熱があると履き違えているところがある。「締切りまで(実質的な)時間はあるので、あとは私が(残業して)頑張るだけ」みたいな発言をする人もいる。その考え方はおかしいと指摘しても、まだ理解させることはできない。他の職種の仕事の質はわからないものの、(私という)エンジニアは長時間働けばコードのクオリティも下がってきて、バグ混入率は上がってくる。そのバグ一つで多くのユーザーや同僚に迷惑を掛けることになる。ベストな心身状態を維持し継続的にパフォーマンスを発揮してこそプロのエンジニアだと考えているので、早く帰るのも仕事のうち。
気合いや元気の強要
営業のメンバーは元気が良い。その元気の良さは目に見え感じとれ、気持ちの良いものなのできっと評価に値するのだろう。空気や文化を創り上げるのも大事なこと。それに対してエンジニアのメンバーは元気がない。仕事をやる気あるのか?と、穿った見方をされ元気を見せろということになり。元気はあまりないけれど、やる気は溢れているので、無理のない範囲でやっていく。無理して元気を出して大声出しても、ストレス溜まるだけで自身のためにならないと思うし。
エンジニアの評価
結局のところ、これに尽きるのだと思う。前に書いたが会社にはCTOがいない。ボードメンバーにエンジニアを理解できる人がいないので、自分たちのわかる方法(元気の良さや熱量など)で定性的に評価しようとしているのかなぁと。まぁ、CTOがいたからといって、エンジニアが正しく評価してもらえるような制度や文化が創られていくかはわからない。クックパッドのCTOの記事「エンジニアの評価基準、そして危機感を簡単に得る方法。」は中々興味深い。この項目が私の会社でそのまま適応できるかはわからないが、評価の軸が明確になっているのはエンジニアとしては働きやすい。
要するに、文句を言っても始まらない。立場上、制度は作れなそうでも、文化ならきっと創れるので、自分自身でやれることをやる。まずはそこから。で、CTOになり、制度も作る。