2014年1月14日火曜日

僕の会社はCTOがいない

社内でもCTOの必要性の話題があがったことはあったが、私自身の経験で前職が大き目な会社であったためか、CTOが何をしていたのか正直良く分かっていない。

CTOとは

まずはWikipediaでCTOとは何か見てみる。Wikipediaに載っているものが定義なのかどうかは気にしないでおく。
最高技術責任者(さいこうぎじゅつせきにんしゃ)(chief technical officer または chief technology officer、CTOと略す)は ビジネス幹部のポジションで、会社における技術的な役割に焦点をあてたものである。
  • 短期間の(戦略的な)技術的方向性決定
  • 研究開発のビジネス的な監督
  • 企業内でのソフトウェアの利用
Wikipediaより
これを読んで、私の言葉にしてみると、「ビジネス視点で技術戦略を決め、技術的な責任を果たす人」と言ったところか。で、このポジションがいないことによる会社としての影響を考えると、技術に関しての意思決定をする際にその責任を取れる人がボードメンバーにいないということか。そんなものか。

なんだろう。なんというか違和感。周りでCTOが必要だという意見と、私の考えたCTOがいないことの影響とが噛み合わない。CTOが必要だと主張する人の論旨は、社内でのエンジニアの立場向上だったり、現状の業務や組織に対する問題を解決してくれたりと良い事づくしのものであったが、それはCTOの仕事じゃない気がする。CTOじゃなくてもできる仕事と言うべきなのか。要するに、自分の内に原因を見つけて改善していかなければいけないことを、CTOがいないからという自分の外に問題を見出しているだけなのだと思う。

では、CTOが必要ないのかというとそういうことでもない。私の考えている方の影響でやっぱり実際に問題が起きている。私ならそういうジャッジはしないなという技術に関しての意思決定がされてしまって、上手く行っていないとき誰も責任をとらずに現場メンバーが混乱して無駄に疲れてしまう。ということでCTOはいないよりはいた方がいい。

CTOは生え抜き?社外?

これはもう完全に今の私の主観的な考えだが、社外から優秀な人を連れてきていきなりCTOに据えるのはやめてほしい。既に動いてるサービス・システムを知らずに戦略を立てることなんてできないだろうという仮説に基づいた意見。ただ単にその人の優秀さや技術力を少しでも感じてからじゃないと従いたくないだけで、仮説なんてのは屁理屈かもしれないけれど。とりあえず社外はイヤという我侭。

では、社内のエンジニアでCTOが務まるような人材はいるのか?技術力は素晴らしい人が多いが、ビジネス視点で意思決定できる人となると、自分も含めていない気がする。もうこれはCTOを目指すしかないな。

いないままいくのか
誰か連れてこられるのか
社内の誰かがなるのか
私がなるのか
面白くなってきた。