ここ最近、人はしっかり評価してあげないと動かないという風潮がありますね。ほめられたい、お金がほしい、評価が低かったから頑張れないというのは、何かに完全に毒されている気がします。執行役員ピープル・デベロップメント統括本部長の本間浩輔氏の言葉。
私も仕事をして評価はされたいけど、評価されるために仕事をするのではないということ。成し遂げたいことがあるので仕事をする。そこに向かって働けているなら、頑張れるでしょうと。
最近はロジカルに考えるとか左脳系の人の方が主流になる傾向があると思うのですが、ロジカルばかりだと面白くないので。論理的に物事を分解して考えることも大切ですが、分解するだけでは何も生まれませんよね。一方、物事を統合できる人、全体的なまとまりを見出せるような直感的な人も必要不可欠だと思うんです。組織は偏るのが一番危ないですから、多種多様なタイプの人が社内にいてほしい。これは理想的な組織についてのCEO宮坂学氏のコメント。
私の会社でも良く聞くけど、どこの会社も多様性を求めているのねと。正直、多様性ってあんまり良く分からない。多様性、ダイバーシティだと言ってる人も、それがどんな組織なのか、どう相乗効果を出していけるかが見えてないんじゃないかとすら思う。ただバズワードだから使いだけだと思ってしまうのは邪推か‥‥。
最近見た記事本当の意味で多様性のある組織が求められている も、「多様な視点を持つために多様な働き方を受容する多様性のある組織」と言ってる割には、女性管理職の割合を上げていこうと言ってるだけにしか思えない。一つの基準としてあげていくのは別に異論はないし、私の会社も30%以上ある気もするし、それはそれで良いのだけれど、それで多様性ある組織なのかは疑問が残る。目的としている「多様な視点をもつ」ことは良いことでもあるけど、一方では決定が遅れそうな印象もある。多様性についても理解を深めていくかな。
爆速を知りたいなら、「爆速経営 新生ヤフーの500日」を読んだ方が良かったか。