バリューのある仕事
バリューのある仕事とは、「課題の質(イシュー度)」と「解の質」の2軸で決まる。バリューのある仕事をする上で、まずどちらの軸を高めるか。それは本のタイトルからもわかるが、課題の質。解の質を高めることから始めることを「犬の道」と著者は言っている。質の低い問題にいくら解を出しても、バリューのある仕事はできず、疲弊していく。イシューを見極めるところから始めるのが大事。よいイシュー
イシューを見極めて、良いイシューを見つけなければいけない。良いイシューの3つの条件は下記の通り。- 本質的な選択肢である
- 深い仮説がある
- 答えを出せる
- 変数を削る
- 視覚化する
- 最終形からたどる
- 「So What?」を繰り返す
- 極端な事例を考える
解の質
解の質を高めるには、「ストーリーライン」づくりとそれに基づく「絵コンテ」づくりが重要。ストーリーライン作りとは、イシューを分解して、分解したイシューを基にストーリーラインを組み立てること。イシューを分解する際には、MECEであることが大切。絵コンテ作りは、ストーリーラインのサブイシューに分析のイメージをまとめること。基本は「最終的に伝えるべきメッセージ」を考えたときに、どういう分析結果があれば納得するか、を考えること。
この本を読んで、やらなくても良いことはやらずに、本当にやるべきことだけをやっていこうと思いは強くなった。やらないよりはやった方が良い仕事もなるべくやらない。