とあるセミナーに参加したら頂いた「知名度ゼロでも「この会社で働きたい」と思われる社長の採用ルール48」。知名度のない会社が新卒で優秀な学生をどうやって採るか。そんな内容の本。べ別に私の会社は新卒採用なんかやってないんだけれどね。今後のために読んでみた。
興味深かったのは、「志望動機を最初に評価するのは間違い」ということ。採用担当の仕事がこの会社で働きたいと思わせる、志望度を上げること。志望度ではなく、能力を見てジャッジすべきだと。
確かに私自身も新卒の就職活動のときは、大した志望動機もなくエントリーしていたなぁと思う。そんな志望動機を評価するよりは純粋に能力を評価してやった方が良いのは納得できる。
それで、マスト条件は最小限に絞り込む。入社後に教えれば身につけられるようなことを採用のマスト条件にしてはいけない。特にマナーなどがそうで、マナーができていないから落とすことはしないほうが良い。
分不相応の採用をするにはオーディション型(pull)だけではダメでスカウト型(push)もしていかないといけない。若手社員からの推薦とか、学園祭に参加してみるとか、自分から学生に合いにいく。これは中途採用でも勉強会などで優秀な人材に会いにいくってことで応用できる。その際に気を付けることはいきなり採用の話はしないこと。
フォローでは採用担当が自己開示するってのも少し新鮮。いきなり口説くのではなく、まずは信頼関係の構築から。自己紹介レベルではなく、自分のコンプレックスなど深い話まですることが必要とのこと。フォローに関しても、中途採用でも応用できそう。
新卒採用を始めることになったらまたこの本は読んでみようと思う。