2014年3月8日土曜日

【読書】ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣

恒川 裕康の『ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣』を読んだ。

第1章 スキル向上の秘訣
第2章 生産性向上の秘訣
第3章 コミュニケーション力アップの秘訣
第4章 成功するプロジェクト管理の秘訣
第5章 よいリーダーシップと育成の秘訣
終わりに~求められる勇気と倫理

社会に貢献できるITプロフェッショナルを目指す人に向けた本。今まで読んできたビジネス書の内容に被ることも多いが、エンジニアとしての視点で書かれているので、共感はしやすかった。

最近、私自身もメンバー育成でどうスキルを伸ばすか試行錯誤しているが、著者も同様に試行錯誤して辿りついた結論は、「計画的に仕事をすること」、「チームで仕事をすること」、「結果を分析すること」の3つとのこと。何か失敗した時には結果を分析させてどうすべきかを自分で考えさせることはしているけど、うまくいってるときも結果の分析(リフレクション)をして行こうと思う。あとは、仕事の規模的にチームで仕事をする機会が少ないのが、残念なところか。人と比べられるからチームで仕事をしろってことなので、人と比べられる機会を別で与えることで自身を分析できるようにする。

著者がリーダーシップについての試行錯誤してたどり着いた行動は下記の通り。私もリーダーについては色々な本を読み、意識している部分が多い。
  • チームの成果に責任を持つ
  • 個々のメンバーが成功するよう行動する
  • メンバーのモチベーションを考えて行動する
  • メンバーを成長させる
  • チームの雰囲気を作る

結局、ドラッカーの言葉からの引用もあるものの、何がドラッカーさんに教わったことなのかは良くわからなかったので、今度ドラッカーの本でも読んでみようかな。ドラッカーに教わったって点、目を瞑ると、まぁ、よくまとまってはいる本だとは思う。